(教育・医療・福祉・社寺など)
(施工から定期検査まで対応)
(非住宅木造にも適用)
薬剤の周期に建物を合わせるのではなく、
建物の修繕周期に合わせられる維持管理へ。
50年間に必要な施工回数で比べると、違いがはっきりします。 ホウ酸処理は初回の1回で木材そのものに処理し、以後は5年ごとの定期検査で状態を確認します。 従来型の防蟻処理は、薬剤の効果が切れる周期に合わせて再処理を繰り返す必要があります。
建物の修繕周期に合わせられる維持管理
初回に処理し、以後は5年ごとの定期検査で維持管理
- 初回に木材そのものへ処理したホウ酸は揮発・分解しないため、後から手の届かない部位も初回の状態のまま保たれます
- 処理が必要になるのは、大規模修繕・改修で新たに木材を使うとき、その新規部材のみです
- 雨対策が前提です(下記「雨対策・現場連携」参照)
薬剤の周期に合わせる維持管理
5年ごとの再処理を想定
- 再処理のたびに、施工範囲の確保・入居/利用の調整・費用計上が必要になります
- 再処理できるのは薬剤が届く範囲だけで、壁内や階層間の構造材は以後、解体・改修まで手を入れられません
- ※(公社)日本しろあり対策協会 防除施工基本大綱「5年を目途に再処理をする」
| 維持管理で比べると | 従来型の防蟻処理(5年ごとに再処理) | ホウ酸処理(ボロンdeガード工法) |
|---|---|---|
| 50年間の施工 | 11回 | 1回(+5年ごとの定期検査) |
| 施設運営への影響 | 再処理のたびに利用調整(休園・休館日の調整、利用者への告知)が必要 | 検査のみ |
| 壁内・階間の構造材 | 竣工後は再処理できない | 初回の処理状態が保たれる |
| 長期修繕計画 | 再処理費の計上が必要 | 再処理費は原則不要(検査周期と対応基準を明記できる) |
| 万一のとき | ― | 定期検査で早期発見 |
5年ごとの定期検査で水漏れや蟻害の兆候を確認するため、万一シロアリの侵入をゆるしても早期発見につながり、 大掛かりな修繕に至るリスクを低減できます。異常があれば、その箇所のみ対応します。
施工回数・材料使用量・維持管理判断・
長期修繕計画の合理化に。
再処理を前提としない維持管理は、費用だけでなく、資源の使用量や説明責任の面でも評価できます。
修繕計画に「再施工費」は不要に
- 再処理費用を長期修繕計画に計上する必要がありません
- 再施工は、新規木材を使う改修時のみ
- 万一の蟻害も定期検査による早期発見で、大掛かりな修繕リスクを低減
再処理のたびに発生する資源を抑制
- 薬剤・資材・廃棄物・移動の発生回数そのものを削減
- 非石油系の無機ミネラルを使用
- 木造建築の長寿命化に伴う資源低減
説明できる維持管理
- 揮発しないため、施工後の室内空気を汚さない
- 維持管理ルール(検査周期・対応基準)を長期修繕計画に明記できる透明性
- 発注者・行政・FM部門へ説明しやすい
日本木材保存協会認定薬剤。
非石油系・無機ミネラルのホウ酸塩です。
ホウ素を主成分とするホウ酸塩を水に溶かし、木材に処理します。 揮発や分解がなく木材中に残る無機成分のため、効果が持続します。
- 主成分
- 八ホウ酸二ナトリウム四水和物
(化学式)Na₂B₈O₁₃・4H₂O - 処理濃度
- 20〜24%BAE+塗布量300mL/㎡
- 認定番号
- A-5431(日本木材保存協会)
- 剤型
- 水溶性微粉末(希釈して使用)
- 防腐防蟻性能
- JIS K 1571:2010 附属書A
- カビ抵抗性
- JIS Z 2911:2010 抵抗性表示0
揮発や分解がなく、木材中に残る無機成分です。※水溶性のため、雨等による溶脱を防ぐ対策が必要です
雨養生や撥水加工で木材中のホウ酸を守ります。※工程の調整や施工後の防水養生が必要です
水漏れや蟻害の兆候を定期的に確認します。※異常があれば、その箇所のみ対応します
侵入を防ぐ。木材を守る。
そして、施工後も確認する。
ボロンdeガード工法は、ホウ酸を塗布するだけの工事ではありません。 施工マニュアルに基づき、侵入経路の遮断・木材そのものの処理・施工後の定期検査を一つの仕組みとして運用します。
シロアリの侵入経路を遮断する
シロアリが侵入する可能性のある基礎の隙間や配管などの貫通部に対して、建物の条件に応じた侵入対策を行います。
木材そのものを守る
ホウ酸処理によって、構造材そのものをシロアリや腐朽菌などの生物劣化から守ります。処理範囲は、土台まわりから小屋組までの全構造材まで、建物の用途や条件に応じて設定します。
施工して終わらせない
長期的な安心には施工後の確認が欠かせません。5年ごとの定期検査で、水漏れや蟻害の兆候を確認し、異常があればその箇所のみ対応します。
作業日数の目安は、1次防蟻が1日、2次防蟻・防腐が1日です(建物の規模や工程により変わります。工区や工程に合わせて分割施工する場合もあります)。
ホウ酸処理の品質は、
用法用量・雨対策・現場連携で決まります。
施工中の雨掛かり・雨漏り・漏水リスクへの配慮が重要です。 中大規模木造では、施工者だけで雨養生が完結しない場合があるため、 ゼネコン・元請・現場監督と連携し、処理範囲への養生方法を確認しながら品質を確保します。
ホウ酸処理の工程(処理→乾燥→養生)を工程表に組み込み、処理範囲の養生方法を事前に打ち合わせさせてください。 施工会員が現場の状況に合わせて、処理の順序や養生の方法をご提案します。
「長く効く」だけでなく、
「長く保証する」。
ボロンdeガード工法にはシロアリ保証制度があり、新築では最長35年のシロアリ保証が可能です。非住宅木造にも適用できます。 保証期間中に保証約款に定めるシロアリ被害が発生した場合は、保証内容に基づき再施工を行い、修復費用を300万円を上限として補償します。 保証書は施工会社や建築会社ではなく、発注者(お施主様)宛てに協会が発行します。
保証の付与には建物仕様・施工内容等の条件があります。施工マニュアルに定める1次防蟻と2次防蟻・防腐の工事を実施する場合が対象です。 5年を超える保証では、5年ごとの定期検査(有償)が必要です。計画中の建物への適用可否・保証内容は、図面をもとに個別にご確認ください。
全国で施工・定期検査を実施できる
ネットワーク。
全国約140社の施工会員が、施工と5年ごとの定期検査に対応します。 引き渡し後も定期検査を通して建物の状態を確認し続けることができ、 シロアリの侵入をゆるしても、早期発見により修繕費用を低減できます。
(5年ごと)
修繕リスクの回避
「期待される建物寿命」に応える検査体制を、協会と全国の施工会員で支えます。 検査の結果は記録として残り、建物の維持管理計画の根拠として活用できます。
施工を担当するのは、協会の資格制度で認定された「ホウ酸施工士」が在籍する施工会員です。 また、運営事務局(日本ボレイト株式会社)の技術担当が、基本設計などの早い段階から、処理範囲・納まり・施工時期のご相談に応じます。
さまざまな非住宅木造で
採用されています。
建物の用途も規模も設計もそれぞれ異なります。決まった仕様を当てはめるのではなく、 設計図面や施工条件を確認しながら、その建物に応じた処理方法を検討します。
屋内運動場
円野屋内運動場
福祉施設
生活介護りとれ
教育施設(幼稚園)
宝徳幼稚園
医療施設(診療所)
山﨑歯科医院
社寺
氷川神社
用途別の主な採用実績
教育・保育施設
- わかば幼稚園(山梨県)、宝徳幼稚園(広島県)、もくもく保育園、葛飾区立中青戸保育園(東京都)、トータス自治医大(栃木県) ほか
医療施設
- 佐倉整形外科眼科病院、山﨑歯科医院(山口県)、鈴木歯科医院、ホームクラリス妻沼台(埼玉県) ほか
福祉施設
- 生活介護りとれ(茨城県)、あすかの家グループホーム棟、さくらす看護小規模多機能型居宅事業所 ほか
事務所・公共施設
- 東急川崎市内事務所(神奈川県)、円野屋内運動場(山梨県)、都内の公共施設(新築・延床約3,000㎡・全構造材処理)、某休憩所(千代田区) ほか
社寺
- 法多山(静岡県)、唐津神社(佐賀県)、金勝寺(奈良県)、妙全院客殿(東京都・新築・全構造材処理)、氷川神社(神奈川県)、龍蔵寺(埼玉県)、浄土真宗最廣寺(広島県) ほか
創建から1,200年以上の歴史を持つ社寺でも、ボロンdeガード工法が採用されています。
採用者の声
ホウ酸は防蟻成分が揮発・分解せず、安全で効果が長持ちするという点が採用の決め手となりました。素材だけでなく、正しい施工や完成した後の点検がきちんとされる限り、長期間保証が受けられるということも安心感がありました。非住宅木造への採用に関しても、住宅以上に維持管理コストが問われるので、再処理を前提としないところは設計者にとってもお客様にとってもメリットがあると思います。
大手ゼネコン 構造設計者(ご自宅の木造住宅で採用)
※ 採用実績の詳細(施工現場の写真・事例)は、運営事務局 日本ボレイト株式会社の非住宅木造ページでもご覧いただけます。