ホウ酸処理の予備知識2 of JBTA 日本ホウ酸処理協会

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ホウ酸による防蟻剤の効果は、世界では実証済み。
  〜 安心して使用でき、長期に渡り効果を持続させます。 〜

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効果のプロセス

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ゴキブリ、クロアリ、シロアリなどの腎臓を持たない下等生物は、ホウ酸を摂取し、それが細胞に到達することで、ホウ酸塩濃度が上昇、エネルギー代謝がストップ、死滅します。
つまり、木部にホウ酸処理を行うことで、その環境での生存ができなくなり、結果、木部を健康のまま保つことができます。
一方、人間などの哺乳動物が摂取した場合、細胞に達する前に尿で体外に排出されるので、毒性は低く、安全に使用できます。
ホウ酸の効力は、京都大学、ハワイ大学、Fornintek研究所で共同研究された資料によると、CCA(昔使われていたヒ素を含む保存剤)という強力な保存剤と同等の効力があることを確認することができます。

日本で使われている合成殺虫剤(農薬系)とホウ酸とを比べて

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日本での木材保存剤は一般的には農薬の合成殺虫剤です。
その農薬成分は、わずかながら蒸散しつづけ、健康を害す恐れがあります。
また、3~5年で蒸散しつくし、無処理状態になるので、3~5年毎に再処理が必要で、そのたびに費用が発生します。

一方、ホウ酸は、蒸散することは無く、建物内の空気を汚しません。
また、長期間効果を持続させるので、再施工の必要が全くありません。
ただし、ホウ酸は、水に溶けやすいので、外部で使用することが出来ません。

対して、農薬系は、水に溶けませんので外部で使用することが出来ます。
つまり、ホウ酸は、雨にさらさず、地面に直接触れないという条件下で使用することでパワーを発揮します。
それがホウ酸によるシロアリ対策です。

 農薬系は、様々なものがありますが、毒薬劇物取締法で指定される有機溶剤の使用をすることがあり、その場合はきつい臭いがします。
 施工現場で、農薬系の防蟻処理をしていると、大工さんが現場から退避します。きつい臭いがすると共に、農薬を直接吸い込むことで体に害を及ぼすからです。

一般的な農薬系とホウ酸をそれぞれ使用した建築物の比較

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空気循環工法の建物に対して

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一般的な農薬系の薬剤は、空気を汚す恐れがあります。
農薬が、室内の空気を汚染し、健康を害してしまうからです。
特に、空気循環工法では、絶対に農薬を使用してはいけません。

ホウ酸の場合は、空気を汚さないので、空気循環工法でも安心して使用できます。

持続性

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農薬系の一般的な薬剤はわずか3〜5年で効果がゼロ、いわゆる無処理状態になります。
無処理状態になる3〜5年後、シロアリ対策の再処理ために、居住中の建物内の壁や天井、床を剥がし、断熱材を剥がし、木部を露わにして、防蟻処理を行うことは非現実的で、事実上不可能です。
仮に床下だけ処理をしたとしても、外来種のアメリカカンザイシロアリの対策にはなりませんので、シロアリ対策としては不十分となってしまいます。
もうすでに、一昔前の日本従来のシロアリ対策では、対処できなくなっているのです。

ホウ酸による防蟻処理の効果は、長期間持続可能なことから、新築時に処理をしておけば、再処理の必要がなく、費用についても、一般的な農薬系のシロアリ対策よりもかなり安価になります。

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